与那覇前浜は、沖縄県宮古島市の南西端に位置する砂浜で、その美しさと知名度から宮古島を代表するビーチです。紺碧の海と見渡す限り真っ白な砂浜が7キロメートルにわたって続くこの海岸は、「東洋一美しい」とも言われています。
与那覇前浜は、口コミサイトの日本国内ランキングで何度も1位に選ばれるなど、常に上位にランクインしています。対面に位置する来間島や、ビーチの南東端から架かる来間大橋を沖合に望む眺望は素晴らしく、特に沈む夕陽の美しさは格別です。
砂浜の中央にはリゾートホテルがあり、南東寄りには無料駐車場、売店・食堂、更衣所、シャワー、トイレなどの施設が整っています。遊泳期間は4月から10月末までと長く、多くの観光客が訪れます。
毎年4月には「全日本トライアスロン宮古島大会」のスタート・ゴール地点となり、宮古島の海びらきもこのビーチで行われます。
与那覇前浜は宮古島の南西端に位置し、延長7キロメートルに及ぶ白砂の海岸です。地元では単に「前浜(まいぱま、まいばま)」と呼ばれていましたが、近年は「前浜ビーチ」とも呼ばれるようになりました。平良方言で「マイ」は「前」だけでなく「南」をも意味し、この海浜が与那覇地区の前方かつ南方に位置することから「前浜」と名付けられたと考えられています。
近年、砂浜の侵食が進んでおり、観光への影響が懸念されています。特に2018年に襲来した台風24号、25号の影響で浸食が急速に進み、幅数十メートルにわたって深さ約3メートルの侵食が見られる箇所もあります。
砂浜の中央には宮古島東急リゾートが位置し、南東寄りには無料の駐車場、更衣所・シャワー・トイレや売店・食堂の「MIPAMA ES SU CASA(マイパマエスカーサ)」があります。この施設は2016年4月に営業を休止していた「ウインディまいばま」をリニューアルし、2017年4月にプレオープン、4月28日にグランドオープンしました。軽食、飲み物、バーベキュー等を提供し、特産品も販売しています。
シーズン中はクラゲ防止ネットが張られ、監視員が常駐しています。夏季にはレジャー用品のレンタルサービスも行われており、2019年4月からは条例による許認可制度が導入され、ライフセーバーの配置などの条件を満たした事業所のみが営業を認可される予定です。
トリップアドバイザーによる2019年の「日本のベストビーチ トップ10」で1位に選ばれました。2017年および2018年には2位、2016年には3位であり、2013年から2015年までは3年連続で第1位に選ばれています。また、同社による「日本のベストビーチ20」でも2010年、2011年と2年連続第1位に選ばれていました。
沖縄県では年間利用者数が概ね1万人を超える水浴場に対してシーズン前およびシーズン中に水質調査を行っています。前浜ビーチは2016年のシーズン中の調査で「水質A」(適)と判定されました。
毎年4月に開催される全日本トライアスロン宮古島大会では、この砂浜がスタート地点となります。また、宮古島の海びらきもこのビーチで行われ、多くの観光客で賑わいます。
無料
宮古空港から約7キロ、車で約15分