サンゴが多く育つ美しい海に囲まれた宮古島は、天然のろ過装置である琉球石灰岩と呼ばれる地層があり、この地層で不純物を取り除かれた海水から生まれた塩が“雪塩”だ。サンゴのカルシウムなどの豊富な栄養を含んださらさらとしたパウダー状の塩で、まろやかな味わいが特長。海水中の成分をできるだけ残すことにこだわり、通常の製塩法では取り除かれる“にがり”の成分も含んでいる。お菓子作りとの相性も抜群で、沖縄の塩専門店では、“雪塩”を使ったソフトクリームが人気だ。
宮古島の「雪塩」と琉球銘菓「ちんすこう」が織りなす上品な甘さと豊かな味わい。
試行錯誤を重ね半年かけて新たなちんすこうが誕生しました。宮古島の地下海水から精製された「雪塩」と琉球の伝統菓子「ちんすこう」を南風堂の独自製法で組み合わせることで、雪塩がちんすこうの甘さを引き立て、甘さ控えめで塩味が効いた上品で豊かな味わいを実現しています。
宮古島の「雪塩」
「雪塩」の粒は一般的な塩の約1/4の微細さで、粉雪のようにサラサラした質感です。通常の塩作りには何十時間もの天日干しが必要ですが、雪塩は熱した金属板に海水を吹きかける製法で作られ、水分が瞬間的に蒸発してたったの2秒でパウダー状になります。
雪塩は透明度の高い宮古島の地下海水から作られ、「海そのままを、そのままに」をコンセプトに、通常は取り除かれるニガリの成分まで残した特殊製法で作られています。2000年には「ミネラル成分の種類が世界一多い塩」としてギネスブックに認定されました。
モンドセレクションでは、毎年世界中から1,000種類以上が応募される中、雪塩ちんすこうは3年連続で「金賞」を受賞し、「国際最高品質賞」も受賞しました。世界が認めたお菓子なのです。
ちんすこう
ちんすこうは琉球王国時代、王族や貴族が祝い事の時だけ食べることができた貴重なお菓子でした。独自の製法で新しい食感と口どけを実現した「雪塩ちんすこう」は、そんな希少な伝統を受け継いでいます。
ちんすこうとクッキーの一番の違いは油分にバターではなくラードを使用していることです。雪塩ちんすこうは独特な食感を出すために宮古島の雪塩と厳選したラードを使用しています。