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雪塩

(ゆきしお)

にがりを除かず海水中の成分をできるだけ残した天然のパウダー塩

サンゴが多く育つ美しい海に囲まれた宮古島は、天然のろ過装置である琉球石灰岩と呼ばれる地層があり、この地層で不純物を取り除かれた海水から生まれた塩が“雪塩”だ。サンゴのカルシウムなどの豊富な栄養を含んださらさらとしたパウダー状の塩で、まろやかな味わいが特長。海水中の成分をできるだけ残すことにこだわり、通常の製塩法では取り除かれる“にがり”の成分も含んでいる。お菓子作りとの相性も抜群で、沖縄の塩専門店では、“雪塩”を使ったソフトクリームが人気だ。

海水の成分を残すことにこだわった塩

美しい海で知られる沖縄の中でも、特に透明度が高い宮古島。この島の地下海水には琉球石灰岩の成分が豊富に溶け込んでいます。雪塩はその全てを、通常は取り除かれるニガリ成分までも凝縮して作られた塩です。

「雪塩」の粒は一般的な塩の約1/4の微細さで、粉雪のようにサラサラした質感です。通常の塩作りには何十時間もの天日干しが必要ですが、雪塩は熱した金属板に海水を吹きかける製法で作られ、水分が瞬間的に蒸発してたったの2秒で結晶化するため、ニガリと塩が分離する暇がなく、ニガリ成分を全て塩の中に閉じ込め、さらさらの粉末状になります。

雪塩は透明度の高い宮古島の地下海水から作られ、「海そのままを、そのままに」をコンセプトに、通常は取り除かれるニガリの成分まで残した特殊製法で作られています。

雪塩に含まれる塩化ナトリウムは約77%で、残りはニガリ成分で構成されています。雪塩はマグネシウム、カルシウム、カリウムが豊富に含まれています。2000年には「ミネラル成分の種類が世界一多い塩」としてギネスブックに認定されました。その豊かなミネラル成分が、まろやかな味わいを生み出し、様々な料理を引き立てます。

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