島ニンジンを千切りにして、しょうゆ、みりん、砂糖、白ゴマ等で味をつけてきんぴら風に仕上げた料理。沖縄の在来種である「島にんじん」は、ゴボウのように細長く、耐暑性が高い、鮮やかな黄色い色。一般的なニンジンに比べて甘味がありやわらかく、香りが強いのもが特徴。ビタミンAが豊富に含まれており薬膳料理としても使われる「島にんじん」の栄養が手軽にとれるとあって、地元の家庭でもよく作られる料理だ。「島にんじん」の他の具材には、きんぴらの具材としてはメジャーなごぼうがよく用いられるが、一般的なにんじん(島にんじんではない)を使った”にんじん”同士のきんぴらなど、食感と味の違いが楽しめるおもしろい組み合わせで作られることもある。
旬 12月 1月 2月