切ると断面が四角い形(人型にも見える)をしている「うりずん豆」。”うりずん”とは、4月の新緑が一斉に芽吹く季節を表す沖縄の方言で、「うりずん豆」の色が新緑の薄緑色をしていることから名付けられたという。和名は実の断面の形からシカクマメ(四角豆)。「うりずん豆」は1980年台に夏の野菜不足を補うために、旧農水省に奨励されて沖縄に入ってきたといわれ、それ以来垣根や家庭菜園で栽培される姿が見られるようになった。味はほろ苦いサヤインゲンのようで、基本的には熱を通して調理に用いられ、味噌汁に入れられたり、サラダや炒め物の具としても活躍している。
旬 4月 5月 6月 7月 8月 9月