名蔵アンパルに隣接する豊かな自然
石垣やいま村は、ラムサール条約登録湿地・名蔵アンパルに隣接しています。園内のウッドデッキからは、マングローブが広がる水辺の自然を観察することができます。
周辺には、ベニシオマネキ、オキナワハクセンシオマネキ、ミナミトビハゼ(トントンミー)などの生き物が生息しています。また、天然記念物に指定されているセマルハコガメなど、石垣島ならではの生き物に出会えるのも魅力です。
八重山の古民家を訪ねる
園内には、八重山諸島の伝統的な住宅を移築・保存した古民家が点在しています。それぞれの建物には、かつての暮らしや文化を伝える歴史があり、八重山の伝統的な住環境をじっくり見学できます。
牧志邸
牧志邸は1923年に建てられた建物で、石垣市長を務めた牧志宗得の旧邸宅です。1980年に移築され、2007年には「八重山民俗園旧牧志家住宅主屋」として登録有形文化財に登録されています。
森田邸
森田邸は1909年に築造された旧士族・森田家の邸宅です。1984年に移築され、2007年に「八重山民俗園旧森田家住宅主屋」として登録有形文化財に登録されています。
大濱邸
大濱邸は1907年に築造された建物で、第7代早稲田大学総長を務めた大濱信泉の旧邸宅です。2008年に移築され、2015年には「石垣やいま村旧大浜家住宅主屋」として登録有形文化財に登録されました。
喜舎場邸
喜舎場邸は1923年に築造された建物で、民俗学研究者・喜舎場永叙の旧邸宅です。2008年に移築され、2015年には「石垣やいま村旧喜舎場家住宅主屋」として登録有形文化財に登録されています。
上地家・農民の家
上地家・農民の家は復元された伝統家屋です。ここでは、木製の臼である「シートーヤー」を使い、水牛に臼を挽かせてサトウキビの汁を搾る、昔ながらの作業を実演しています。
石垣家・海人の家
石垣家・海人の家も復元家屋の一つです。館内では、八重山に伝わる伝統的な漁法の道具やウミガメの剥製などが展示され、島の海と人々の暮らしとの関わりを知ることができます。
沖縄文化を楽しむ体験プログラム
石垣やいま村では、古民家の見学だけでなく、八重山の文化を実際に体験できるプログラムも充実しています。
三線の演奏体験では沖縄を代表する伝統楽器に触れられるほか、シーサーの着色では自分だけのオリジナル作品を作ることができます。また、沖縄を代表する揚げ菓子サーターアンダーギー作りや、華やかな琉球衣装での記念撮影なども楽しめます。
見るだけではなく、実際に手を動かしながら沖縄の伝統文化に触れられるため、家族旅行やグループ旅行にも適した観光スポットです。
動物たちとのふれあい
園内には、水牛池、カンムリワシ保護ゲージ、リスザル園などもあります。文化だけでなく、八重山の自然や生き物を身近に感じられるのも石垣やいま村の魅力です。
リスザル園
リスザル園では、愛らしいリスザルを間近で観察できます。園内で販売されている専用の餌を与えることもでき、子どもから大人まで楽しめる人気のエリアです。
カンムリワシ保護ゲージ
カンムリワシ保護ゲージでは、交通事故などによって保護されたカンムリワシのリハビリテーションが行われています。
2008年からは、「よんなー」という雄のカンムリワシが一般公開されています。よんなーは2007年に交通事故に遭って保護され、野生復帰が難しいと判断されたため、終生飼養されています。
石垣やいま村の歩み
石垣やいま村は、1981年に名古屋鉄道グループの名鉄不動産によって「八重山民俗園」として開業しました。
2003年には運営母体が変わり、新たに設立されたあやぱに株式会社によって運営されるようになりました。その後、古民家の移築・復元が進められ、2008年までに4軒の古民家が移築・復元されました。
そして2008年10月1日に現在の「石垣やいま村」へ名称が変更され、現在に至ります。
八重山の暮らしと自然に出会える場所
石垣やいま村は、古民家を通して八重山の歴史や伝統的な暮らしを学び、沖縄ならではの文化体験や動物とのふれあいを楽しめる観光スポットです。
さらに、隣接する名蔵アンパルの豊かな自然にも触れることができ、文化・歴史・自然・体験を一度に楽しめるのが大きな魅力です。
石垣島を訪れた際には、昔ながらの八重山の家並みを歩きながら、島に受け継がれてきた文化や自然の魅力をゆっくりと感じてみてはいかがでしょうか。