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ニンジン シリシリー

(人参)

にんじんが苦手な人でも食べやすい、沖縄家庭料理の代表的存在

沖縄家庭料理の代表的存在で、人参の千切りをツナ缶を炒めて卵でとじるという、シンプルな沖縄料理。「しりしり」というのは「すりよる」とか「こする」という意味の方言で、「にんじんシリシリー」とは、にんじんを“シリシリ器”(大きな付き穴のおろし金)ですりおろすことをいう。にんじんは旬が秋~冬で、カロチンが豊富。すい臓ガン、肺ガン、動脈硬化を抑える効果などがあると言われており、優秀な緑黄色野菜である。にんじんが苦手な人でも食べやすい、お薦めのメニューである。

「人参シリシリー」とは、沖縄県の家庭料理で広く知られ、他県でも浸透しつつある料理です。名前の由来は、沖縄の方言で「すりおろす」ことを意味する「シリシリー」からきています。沖縄では、大きなおろし金のような「シリシリ器」を使って人参をおろし、料理しますが、器がない場合は千切りにします。ほとんどの家庭にシリシリ器があると言われています。この器は、人参だけでなく、ダイコンや青いパパイヤなどにも使われます。

「人参シリシリー」は、手軽に作れる常備食材で、彩りも美しく、栄養価も高い料理です。人参の甘みが引き立ち、卵でとじることで臭みを感じにくいため、大人も子どもも食べやすいです。ちなみに、日本で最も人参が消費されるのも沖縄県です。この料理は沖縄県全域で日常的に食べられています。

調理方法は簡単で、まず人参を皮をむいてすりおろします。シリシリーすることで人参の繊維が柔らかくなり、炒めやすくなります。フライパンに油を熱し、人参を炒めます。全体に油が回ったらだし汁を加えて蒸し、しんなりしたら塩こしょうで味を調え、溶き卵を加えてとじます。オプションでポークランチョンミートなどを加えても美味しく楽しめます。

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名称
ニンジン シリシリー
(人参)

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