海藻のオキナワモズクは古くから、もずくの酢の物をはじめ、天ぷら、味噌やピーナッツ和えなどで食べられてきた。琉球王朝の薬膳料理としても、記録されている。「オキナワモズク」は、1970年代以後、沖縄で盛んに養殖され、全国でも「もずく酢」として最も多く売られている。柔らかくヌルヌルが強い。このヌルヌルの主成分はフコイダン(食物繊維)で多く含まれる。また、ミネラルやビタミンなど現代人に不足しがちな栄養素を補える低カロリーの健康食品として逸品であり、食酢と合わせるとさらに効果的と言われている。旬は4月~6月。もずく酢は、もずくをよく洗いひと煮立ちさせ、合わせ酢と漬けて作る。生姜、山芋、きゅうり、オクラなどをトッピングしても美味しい。