ポーポーとは沖縄の伝統菓子。ユッカヌフィーと呼ばれるお祭りの日に、子どもたちの健やかな成長を願い、ポーポーを火の神や仏壇に供えていた。小麦粉を薄く焼き、みそに豚肉と砂糖を加え、油で甘辛く炒めた沖縄の具材である“油みそ”をつつみ、棒状にクルクルと巻く。同じ様に平たく焼きあげる「ヒラヤーチー」と「ちんびん」という料理もあり、混同されがち。もともと、中国から伝わったものだが、後に沖縄風にアレンジされていった。生地の大きさは15cmほどで、厚さはクレープより少し厚め。菓子にも軽食にもなる沖縄の郷土料理。